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    3月6日 第2178例会 |

    3月6日 第2178例会

    世界ローターアクト週間と識字率向上月間について

    (1) 世界ローターアクト週間

     1993年、RI理事会はRACの創立25周年を記念して、3月13日を含む1週間を「世界ローターアクト週間(World Rotaract Week)」に指定しました。

    「 ローターアクト(RA)」」の名称は「ロータリー」(Rotary)と「行動」(Action)から来ています。

     RACとは、18~30才の若年成人を対象に、奉仕を志向する市民と指導者を育成するため、ロータリークラブ(RC)が提唱する世界的な団体です。地域社会を基盤とするRACと、大学を基盤

    とするRACの2種類のRACがあり、2660 地区内には18のローターアクトクラブ(以下 RAC)があり、活発に活動しています。

     (2) 識字率向上月間

    15才以上の人を対象としたユネスコの調査では、世界で8億人もの人々が読み書き能力が無いという。

     識字率が最も高い国、日本で生まれ育った私たちにとって識字率の低い国を理解することは簡単

    ではありませんが、ロータリアンとして知っておく必要があると思います。世界の183の国で識字率、75%以下の国は48にも及びます。その

    48の中にはポリオ常在国とされるナイジェリア、パキスタン、アフガニスタンの3カ国が含まれて

    います。これは決して偶然の一致では無く、読み書きが出来ないことで、ポリオという疾患やその予防について知る機会を逃し、ポリオ撲滅の阻害要因となっていると言っても過言ではないと思います。

     識字率の低さは真実を知る機会を奪い、人々を貧困や病という不幸で深刻な状況に追い込んでしまうのです。

    ロータリー財団の奉仕活動の重点分野は

    ①平和と紛争解決/予防

    ②疾病予防と治療 

    ③水と衛生 

    ④母子の健康 

    ⑤基本的教育と識字率向上 

    ⑥経済と地域社会の発展

    の6分野であり、これらは「平和のための活動」です。

    平和を維持する基本条件、食糧、水、住居、医療、識字、雇用、人権などの基本的条件を維持・改善するためにロータリーは活動し続けているのです。

    つまり、識字は人間が人間らしく生きて行くための基本的条件の一つです。そして基本条件の中でも最も重視すべき要件だと思います。

     では私たちは何をすべきなのか、それを考えてみる機会が「識字率向上月間」だとお考え下さい。

    <ガバナー月信3月号福家ガバナーのメッセージより引用>

    2010年までミズノマリンでパキスタン人男性を雇用していた。学歴は神戸大学の大学院を卒業。

    パキスタンのウルドゥー語、日本語、英語を操り、日本の裁判所でパキスタン人やインド人が裁判にかけられる時、彼が裁判所の通訳として出向いていた。

    彼に話を聞くと、パキスタンでは識字率を含め学力が低いとの事。宗教的な制約もあり、勉強をしたくても出来る環境にないと痛感していたそうだ。

    そんなパキスタンでロータリークラブは学校を建てたり医療関係の援助をしてくれたり国民にとっては非常にありがたい組織と感謝をしていた。

    平和な日本にいるとロータリー財団の奉仕活動が、我々には伝わり難いかもしれません。しかしながら識字率向上を含む重点分野に確実に貢献していることをお伝えして会長の時間とさせていただきます。

     

     

     

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