東日本大震災について
平成23年3月11日に起きた東日本大震災は、日本において、観測史上最大の地震で、それに伴って発生した津波や余震により、東北地方に大きな災害をもたらしました。国際ロータリー2660地区は、岩手県を支援することになり、豊中南ロータリークラブは、被災地の方や子供たちを支援することになりました。会長を含め3名の会員で、23年7月26日~29日にかけて、神戸の和太鼓松村組のご理解とご協力を頂き、太鼓の演奏による支援活動を行いました。被災地陸前高田市は、震災直後はガレキの山であったところは、わずかばかりの建物以外はほぼかたづけられていましたが、見渡すかぎり、街の端から端まで何もない状況で、何とも言えない光景でした。避難場所であった陸前高田市の体育館は、数名の生存者を除いて、多くの方が亡くなられた所です。陸前高田RCの伊東会長初め、会員の方、そして、この体育館で、家族をなくされた同市高田町の遺族の方が参列される中、神戸北RCの(俳優でもある)堀内正美さんの指導のもと、松村組による「鎮魂の太鼓」の演奏を行いました。このことは、7月27日の読売新聞の夕刊に、地元の岩手めんこいテレビに放映され、また8月2日の関西テレビのスーパーニュース アンカーにも放映されました。大船渡市にある福祉の里センターでは、大洋学園の子供たちと老人施設の方や、近隣被災者の方々、そして大船渡RC、大船渡西RCの会員のかたも含め、和太鼓の演奏を行いました。28日には、盛岡の児童養護施設もりおかみどり学園にて、地震などのときの必要な非常用の発電機の寄贈と和太鼓の演奏そして学園の太鼓チームとの共演による交流会を行いました。
9月19日には震災復興支援のための、チャリテーコンサートを豊中市にある服部緑地公園野外音楽堂にて行いました。このコンサートでは、チリ出身の演奏家フローレス兄弟の協力を頂き、また700名を超える方からの支援金を頂きました。
10月20日~22日にかけてチャリテーコンサートで協力頂いたフローレス兄弟とクラブ会員8名と共に、再び被災地である、陸前高田、大船渡、盛岡のみどり学園を訪れました。みどり学園と大船渡市内のショッピングセンターでコンサートを行いました。また陸前高田市、大船渡市の市庁舎を訪れ、浅利敬一郎豊中市長のメッセージと支援金をお渡ししました。今回の大震災により大きな被害を受けた東北地方の復興なくして、日本の再生はあり得ないと我々は考えております。ロータリークラブができることは限りがありますが、これからも支援を続けていきたいと思います。
掲載日:2012年11月11日 | 目次:活動報告に戻る