6月14日 第2373例会
本日はこれまで数回にわたって話してきました「インバウンドの大阪・関西への影響」についてのまとめです。
6月に発表された30年版観光白書にはインバウンド増加の経済的効果について以下の3点にまとめています。
①インバウンドの効果は、旅行消費のみならず日本経済に幅広いインパクトを与えている
②宿泊業にとどまらず幅広い業種、地域でさらなる投資が期待される
③観光が日本経済を牽引する「稼ぎ手」に成長しつつある
特に大阪・関西へのインパクトが強いことは、前にもお話しいたしました。資料の一部を再録しておきますのでご参照ください。
大事なのは私たちにとってこのインバウンドが増加していることの意義をどう捉えるかということです。経済的に考えれば、大阪・関西経済の復権の突破口になり得る可能性があることは多くの人が認識しています。私はそれに加えて異文化交流、国際交流がすすむことに意義があると思うのです。外国の旅行者に大阪のみならず日本と日本人を理解してもらう取っ掛かりになればと考えます。一時期ヘイトスピーチが巷に溢れる状況がありましたが、実際に外国の方々とふれあうことや交流するチャンスが増えればそれだけでもよい効果が生まれるのではないかと考えます。
さらにロータリーにとってもおもしろい取り組みができるかもしれません。インバウンドの中にはロータリアンもきっといらっしゃることでしょう。その人たちに、2660地区でメイキャップしよう!という呼びかけをして、キャンペーンを張り、関空あたりにロータリーでウエルカムボードでも掲げたら面白いことができるかもしれません。各クラブに気軽にお客様として参加してもらうことがあたりまえのようになってくればより日常的に国際交流、国際的な親睦ができるのではないかと思っています。
掲載日:2018年6月22日 | 目次:会長の時間(過去)に戻る