7月13日 第2536例会
7月のロータリークラブは母子の健康月間です。
すべての母子が質の高い医療を受けられるように、そして出産で命を落とす母親がいなくなり子供がすくすくと成長できるよう支援活動を行う月間です。
医療と社会保険先進国日本において出産で母親が命を落とすことはごくまれですが世界に目をむけると軽視できない確率で妊婦さんが死亡しています。
日本の妊産婦死亡率は10万人に対して3.4人 180か国中163位(低いほど死亡率が低い)と極めて安心して出産ができる国です。
死亡率が高いランキングは10万人に対し
1位 南スーダン 1150人 2位チャド 1140人
3位 シエラレオネ 1120人
4位 ナイジェリア917人 5位ソマリア829人
6位モーリタニア 766人といずれもアフリカ諸国です。
死亡率が低いランキングは
1位 ベラルーシ 2人 2位イタリア2人
3位ノルウェー2人 4位ポーランド2人
5位 チェコ 6位フィンランド3人と続き日本は17位となります。
経済的に発展していて政治情勢が安定している国の妊婦死亡率が低いといえます。
国民全員が必要な場面で必要な医療を受けられる点が大きな特徴です。
妊産婦死亡の94%が低・中所得国で発生していて、原因は医療が発達していない事と低年齢出産にあります。
救命力世界一宣言都市、豊中で暮らしていると安全すぎて世界の不安定な情勢を忘れがちです。
私の会社で外国人を3名雇用していて、タイ人の女性が一昨日服部駅周辺で財布を落とすアクシデントがありました。タイでは100%出てこないので完全に諦めていたところ交番に届いていると警察から電話があり無事手元に戻ったということです。
世界中でこんな国は無い!と涙ながらに話してくれました。
我々ロータリアンは7月の母子健康月間を機に、平和ボケせず、新興国の経済や医療について目を向け、出来る事をしなければならないのではないでしょうか。
掲載日:2023年8月10日 | 目次:会長の時間に戻る