1月11日 第2553例会
会長の時間 水野会長
平成6年能登半島地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
1日も早い復興を目指し、我々ロータリアンにできることは何かを熟考し協力していく所存です。
私はロータリー以外の社会活動として「減災サステナブル技術協会」と「防災デザイン研究会」に所属し、防災・減災活動と発災後のレジリエンスについて研究しています。
発災から3日間(72時間)は命を守る行動、すなわち一次避難が重要です。
災害がどの季節にどのエリアで起きるかで生存率が異なります。今回の災害は冬の寒冷地とあって条件は悪いです。
発災から3週間は生存を続けるための2次避難行動が重要で、3か月は暮らしと仕事を取り戻すための活動に入ります。ただ家や事業所を失った方や、すでにリタイアされている高齢弱者の方々は復興に時間を要します。
震災関連死と呼ばれる精神的なダメージから来る発病などが起きやすい時期なので注意が必要です。
むやみな被災地入りは救護活動の妨げや交通渋滞の原因にしかならないので差し控えるべきでしょう。
我々が活動拠点とする豊中市も、29年前の阪神淡路大震災では大阪府で唯一災害救助法が適応された地震災害を経験し、日本各地から支援をいただいたご恩があります。
豊中南ロータリークラブでは恩返しとして、2011年東日本大震災の折には復興支援で台北士林RCとのマッチンググランドで大船渡に軽自動車5台を寄贈、PP二井会員のご縁で養護施設みちのくみどり学園への文化的支援で松村組、フローレンスデユオの激励演奏プレゼントや地元観光産業支援を行い、現地を5回訪問しました。
2016年熊本地震では現地を2回訪問し、地元ロータリークラブの協力を得ながら被災小学校に対し和太鼓激励演奏のメンタルヘルス支援活動を行ってまいりました。
今回も4月~5月を目途に震災支援基金を活用して何らかの支援活動を行う考えです。
本日の理事役員会で協議しますので皆様も支援の事業案を一緒に考えましょう
掲載日:2024年2月7日 | 目次:会長の時間に戻る