バナーについて
原画の作者
此のバナーの鶏の絵は、当クラブの地域内に在る豊中市小曽根の浄土真宗本願寺派西福寺(住職榎原賢了師)に伝来所蔵されている伊藤若冲の作品であります。若冲は寛政12年85才を以って殉した江戸中期の画人で、初め狩野派に学んだが後、元明の漢画風の精緻な写実的手法を取入れ、又光琳派の鮮麗な彩色法の影響を受けて独特の奇抜な装飾様式を作りあげました。
山水花鳥を好くし特に鶏の画を得意としましたが、鶏一羽に米一斗の代価を求めた所から斗米庵の別号があります。
代表作として御物の「花鳥魚貝図」があります。
生地京都と難波を往復の途次、当寺に滞在して六枚の襖に鶏図を描いたものが今に残って重要文化財に指定され、万国博にも出品された。
此のバナーの原図はその一枚に描かれたものであります。
掲載日:2012年10月1日 | 目次:クラブ概要に戻る