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    【古希に思う】 2月 7日 第2126例会 |

    【古希に思う】 2月 7日 第2126例会

    皆さん、こんにちは!

     私は今月、古希を迎えることになりました。

    ついこの間、還暦だったのに、早や70才古希とは自分でも驚きです。年取るごとに、時が、飛ぶが如く、しかも加速していくのは恐怖でもありますが、また逆に、自分が、それだけ充実した人生を歩んでいる証左であると言い聞かせている今日この頃であります。

     古希は、唐代の詩聖、杜甫の七言律詩「曲江二首」の第四節にある「人生七十古来稀」がルーツのようです。この詩の大意は「人生70まで生きることは稀なんだから、今を大切に、大いに酒を呑み、移ろいゆく風情を愛で興じたいものだ」でして、この詩を詠んだ杜甫は、残念ながら稀なる年までいかず、59歳で没しているのは皮肉なことです。

     私が還暦を迎えた10年前は、自分は生まれ変わり、また新たな人生をスタートするのだと認識し実行を誓ったように記憶しています。還暦の時には、家族からは、「赤いちゃんちゃんこを着せると」いわれ、それだけは止してくれと逃げ回った挙句、それではと、赤黒い舶来のショルダーバッグをプレゼントされました。還暦の祝の色は赤に対し、古希の祝の色は紫と云われています。さて今回、家族はどうしてくれるか心配でもあり、楽しみでもあります。

     さて、古希を迎え、自分はどのような思いとかと自問しました。確たる答えは見つかりませんが、自分としては、お座なりではありますが、古来稀なる命を戴き、感謝と慈しみの心を忘れず、前向きに歩んで行きたいと思っています。少し具体的なことを申せば、自分の「やらねばならぬこと」と「やりたいこと」の融合・ハーモニーを目指し、その過程で「やりたいこと」の比率を徐々に高めていきたいと思っています。

     これからの長寿祝の節目は、喜寿(77才)、傘寿(80才)、米寿(88才)、卒寿(90才)、白寿(99才)などが続きますが、家族・隣人・友人との絆を大切に、先ずは目先の喜寿に向け、一つ一つを山登りよろしく、“空”なるお迎えが来るまで、ひたすら進んでいきたいと思っています。

     今日は少々理屈っぽいお話となりましたが、会長の時間とさせて頂きます。ご清聴有難うございました。

     

     

     

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