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    【インド】2月14日第2127例会 |

    【インド】2月14日第2127例会

    皆さん、こんにちは!

     先週の9日より昨日まで、私は初めてインドに行って来ました。2月がロータリーの「世界理解月間」だから世界を理解するために行った訳ではありませんが、「百聞は一見に如かず」で、インドについて、多くのことを学ぶことが出来ました。訪問地はデリー、アグラ、ジャイプールの北インド、期間は僅か5日間、「群盲象を撫でる」が如くで広いインドの断片も理解は出来ていませんが、私の見聞の一端をご紹介させて頂きます。

    アクセス:関空よりデリーまでの最速便はエアインディアですが、往きは11時間半、帰りは9時間かかり、はるか北米にも行ける程の時間がかかります。途中香港で1時間以上立ち寄るためですが、機内サービスは上々とは言いがたく、乗っている時間が長いことに負のイメージを加算しているように思います。

     日本人の海外往きは、多くの国にはビザ無し渡航が可能となっていますが、インドへ行くにはどうしてもビザを取っておかねばなりません。しかも観光ビザでは期間は半年ありますが、2回目の渡航には前のインド出国より2ヶ月以内には

    再入国ができなく、入国制限を課せているようで残念に思われます。

     デリー空港の到着ロビー正面に“HYUNDAI”“SAMSUNG”の巨大な看板があり、韓国の進出が目立ちます。インドでは小学生でも二桁の掛け算が暗唱でき、数字にめっぽう強く、英語もできることから、アメリカを始めITの発信基地ともなっています。日本がここで強いのは矢張り車で、ミニカーを中心に、スズキ、トヨタ、本田が目立っています。現地では、TATA財閥のミニカーもそこそこ見かけます。

     貧富の差:中国でも問題となっているようですが、インドはもっと酷いように思われます。例えば大金持ちは、ホテルのガーデンなどを貸切り千人規模の派手な結婚披露宴をやる一方、夥しい数の貧困層が空き地を不法占拠、また観光地では外人相手の母子物乞いなど、40年前の香港を見るが如くでした。

     共生:ゴミと埃が目立つ道路沿いに、牛、犬などが気ままに寝そべったり、街路樹や公園などには、野生のサル、リス、カラス、ハト等が忙しく動き飛び回り、夥しい数の人間と共生している様はインドならではの光景ですが、どこか考えさせられるようにも感じました。

     インドは、BRICsの一角として、いま急速に成長途上にあります。特に人口は今は11億程度ですが、ここ10年くらいで、中国を追い抜き、世界一になるといわれています。GDPも2040年代には日本をも追い越し世界第3位(この時は中国、米国、インド、日本、ドイツの順)になるとも予測されています。インドの情勢はお手元にお配りしましたJETROの報告書を参照願えれば幸いです。

     日本は、自国のためにも、この巨大な潜在力のあるインドと共生できるよう付き合うことが今こそ必要と今回の旅行を通じ感じ取った次第です。

     

     

     

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