【老人の川柳】3月 7日第2130例会
みなさん、こんにちは!
先日、私の現役時代何かとかわいがって頂いた学校の先輩から、手紙を頂きました。彼が友人より送られた「老人の川柳」が妙に面白かったのでと、わざわざ書き写して紹介してくれました。読んでみまして、これは面白い、妙を得ているところが多いと感じましたので、会長の時間を利用しまして、皆様に受け売りさせて頂くことにしました。
老人の川柳 (詠み人知らず)
誕生日 ローソク吹いて 立ちくらみ 飲み代が 酒から薬に 変わる年
若作り 席をゆずられ 無駄を知り 入場料 顔見て即座に 割り引かれ
お若いと 言われて帽子 脱ぎそびれ 深刻は 情報漏れより 尿の漏れ
自己紹介 趣味と病気を ひとつずつ 景色より トイレが気になる 観光地
アイドルの 還暦を見て 老いを知る 起きたけど 寝るまで特に 用もなし
つまずいて 何もない道 振り返り 日帰りで 行ってみたいな 天国へ
少ないが 満額はらう 床屋代 出来ました 老人会の 青年部
老いの恋 惚れる惚けるも 同じ文字 クラス会 食後は薬の 説明会
名が出ない あれ、これ、それで 用をたす 目薬を 差すのに何故か 口を開け
「こないだ」と 50年前の 話する 目には蚊を 耳には蝉を 飼っている
目覚ましの ベルは未だかと 起きて待つ 延命は 不要と書いて 医者通い
以上が、先輩より紹介された川柳ですが、老人に絡む他の川柳はと探しましたところ、毎月戴く「ロータリーの友」の中に“ロータリー柳壇”というのがあります。すでに読まれたことと思いますが、私は、その中より老人に関する川柳をいくつかピックアップしてみました。改めてご披露させて頂きます。
ロータリー柳壇 (ロータリーの友)
利益より 暇を求める 年となり 躓いた 友を笑えぬ 位置にいる
肩書を 気にせぬ 喜寿のクラス会 老い二人 この部屋使い 趣味に生き
酒二合 男の背中 丸くなり 傘寿過ぎ 枯れたゴルフと いたわられ
大好きで 少し嫌いな 誕生日 百までは ボケないと書く ボケ日記
年重ね 重みの皴の 鮮やかさ 焼香の 順が話題の 帰り道
アナログの 私もついに スマホです 全身を くまなく調べ 加齢です
古希祝い 卒寿の母が 金一封 いつの間にか 座ってしまう 優先席
墓の人 花より瓶が 好きだった 若作り すました顔で 買い忘れ
一年は 早いと母が いま妻が 医者代が 安い齢には なったけど
携帯に 猫に小判の 高機能 やがて陽は 沈むのんびり しておれぬ
挫折した 人だとわかる 掌の温み 年齢を 言わぬ友達 ロータリー
本日は月初で各種お祝いなど時間がいつもよりかかりますので、会長の時間はこれにて終わります。ご清聴ありがとうございます。
掲載日:2013年5月26日 | 目次:会長の時間(過去)に戻る