【君が代そして国歌】5月 2日第2137例会
皆さん、こんにちは!
春の叙勲で中野さんが旭日大綬章を受章されました。おめでとうございます。同じロータリアンとして誇りに思います。また、中野さんは私の中学・高校の2年先輩でもあることから喜びは一入であります。
今年4月より、町会長になったことから、小学校の入学式に来賓として招待を受け、行って参りました。今年の入学者は、これまでの減少傾向に歯止めがかかり、増勢に転じたと校長先生は喜んでおられました。それでも一学年で2クラスが精々で、以前のような4-5クラス体制は望むべくもない状態となっています。
入学式は、学校の体育館・講堂で行われ、壇上は「入学おめでとう」の表示のみで、参加者全員が壇の下の床に椅子席でブロックに分かれて配置されていました。正面に新6年生(50人程)、その向かいにピカピカの一年生(54人)、正面に向かって右側に先生(15名程)、左側に来賓(20名程)、新入生を左右に挟んで保護者(30人×2)という椅子席でした。
君が代・国歌斉唱で、その配置ブロックに私は際立った温度差を感じました。君が代の声が一番出ていたのは、来賓席で、次いで大きかったのは先生方、新1年生が歌えないのは解りますが、
保護者席はごく少数が口ずさむ程度、迎える新6年生はそのほとんどが歌えておりませんでした。
ところが、そのあと“校歌斉唱”では、一番声が大きかったのは新6年生、次いで先生方、そして来賓、保護者はチラホラと順序が逆転、対照的な歌声の大きさ比べとなりました。
どうも学校では校歌は教えるが君が代をあまり教えていないことに原因があるようです。
昔、学校の式典で、国歌斉唱で起立しない先生がおられ問題となったことがありました。この小学校でもそれがあり、歴代の校長先生が悩んでおられました。しかし、今回の式典ではそんなことがありませんでした。あとで校長先生に聞いた話ですが、先代の校長先生が、式典の進行を変えることにより、解決できたということでした。すなわち、以前は、“これより国歌斉唱、全員起立”と号令しても起たぬ先生がおられたのですが、これを、“これより入学式を行います。全員起立”で全員を起たせ、その後、間髪入れず“国歌斉唱”と呼びかけたら、すわる先生がいなくなった(一人だけ座りにくく感じさせた?)とのことでした。
心理作戦が奏功したようですが、なんだか形だけを整えたように私には感じられました。
いずれにしましても、「君が代」は先ほど全員で唱和しましたごとく、祖国を想う厳粛な気持ちになれる素晴らしい歌と私はいつも思っております。
お手元の「東アジアの国歌」のメモをご覧ください。これは、日本および東アジア近隣国の国歌を纏めてみたものです。中華人民共和国、中華民国には原語の歌詞と私なりの日本語訳をつけておきました。ご参考になれば幸いです。
これで会長の時間をおわります。ご清聴ありがとうございました。
掲載日:2013年5月26日 | 目次:会長の時間(過去)に戻る