9月19日 第2156例会
本年度会長方針である
『感動が止まらない体験親睦事業の実施~参加し、敢行しよう~』
を受け、例会親睦委員会、岡本委員長が中心となり9月21日は創立45周年記念秋の家族会 、ミュージカルレ・ミゼラブルの観劇を企画いただきました。
また本日はもう一つの方針『出席率の高い魅力溢れる例会の運営』を受け、当日テナルディエ役を演じるミュージカル俳優、駒田 一様をゲストスピーカーにお迎えしての公開例会を実施する運びとなりました。
駒田様は公演期間中の最中、ご多用中の中、豊中南ロータリークラブの例会をご訪問いただきありがとうございます。
例会ではめったにお会いすることのない奥様方に参加いただけるのも駒田様のお陰と心から感謝申しあげます。
今日の会長の時間はミュージカルについてお話しします。
ミュージカルとは歌とせりふと踊りを中心に展開する音楽劇の形態である「ミュージカルシアター(演劇)」の略。
芝居、歌、ダンスがそれぞれ独立したものでなく、一体となって劇的効果を高めているのがミュージカルの特徴といえる。
18世紀の英国のバラッド・オペラが源流といわれ、これに欧州のオペレッタなどが刺激となって、19世紀の米国で初期のミュージカル・コメディーが生まれ、1920年代に確立。80年代以降は、「キャッツ」「オペラ座の怪人」「レ・ミゼラブル」などの英国製のミュージカルが一時はブロードウェーイ・ミュージカルを圧倒する勢いを見せた。日本でも東宝、劇団四季などがミュージカルの上演で多くの観客を動員。
『レ・ミゼラブル』(Les Misérables)は、Google検索で一文字“レ”を入力しただけで上位検索される話題作。
フランスの小説家ヴィクトル・ユーゴーが1862年に執筆したロマン主義フランス文学の大河小説。原題 Les Misérables は、「悲惨な人々」「哀れな人々」を意味する。
1本のパンを盗んだために19年間もの監獄生活を送ることになったジャン・バルジャンの生涯を描く作品である。作品中ではナポレオン1世没落直後の1815年から七月革命後のルイ・フィリップ王の七月王政時代最中の1833年までの18年間を描いており、さらに随所でフランス革命、ナポレオンの第一帝政時代と百日天下、二月革命とその後勃発した六月暴動の回想・記憶が挿入される。当時のフランスを取り巻く社会情勢や民衆の生活も、物語の背景として詳しく記載されている。また銀の燭台のエピソードのみが編集され、小学生向けに教科書に掲載されたり、児童向けの書籍として発行されている。
<銀の燭台のエピソード>
19年に渡る服役後、仮釈放された主人公ジャンバルジャンは行く先々で冷遇された。疲労と飢えでバルジャンが教会の前で倒れていると彼を、司教は暖かく迎え入れる。しかし、その夜、大切にしていた銀の食器をバルジャンに盗まれてしまう。翌朝、彼を捕らえた憲兵に対して司教は「食器は私が与えたもの」だと告げて彼を放免させたうえに、2本の銀の燭台をも彼に差し出す。それまで人間不信であったバルジャンの歪んだ心は司教の信念に打ち砕かれる。
罪を憎んでひとを憎まずのことわざにもあるように、犯した罪は憎むべきだが、その人が罪を犯すまでには事情もあったのだろうから、罪を犯した人そのものまで憎んではいけないという感動のシーンである。
ロータリアンとして社会に奉仕する素晴らしいメンバーの集まりではありますが、過去には妻には言えない罪を犯した方もおられるのではないかと察します。
本日ご参加いただいた奥様方は、罪は憎んでも決して人は憎まないでください。
週末の土曜日は感動が止まらない芸術作品を共に鑑賞し家族揃って親睦を深めましょう
掲載日:2013年10月29日 | 目次:会長の時間(過去)に戻る