9月26日 第2157例会
9月21日、豊中南ロータリークラブ45周年事業の一環として秋の家族会が開催されました。“感動が止まらない事業”としてミュージカル、レ・ミゼラブルの鑑賞会を企画いただきました ところ、メンバー、ご家族、ご友人をあわせ総勢43名の参加をいただき、成功裏に事業を終えることが出来ました。
今回初参加のご家族や、久しぶりにお顔を拝見する奥様にも多数参加いただき、共に有意義な時間を過ごすことが出来ました。
家族会の参加が年々減少するなか、楽しい事業を企画するとロータリークラブの活動に興味をもっていただけるとの自信がつきました。
また今回、豊中青年会議所の直前理事長とフィアンセにも参加をいただき、特にフィアンセが本事業に賛同をいただいたお陰で、会員増強にも一役買ったものと確信します。
年末家族会を含め、感動がとまらない事業の実施を献身的に行いたいと考えます。
親睦委員会の皆様は何卒ご協力を宜しくお願いいたします。
また本日は全員出席を目標とした初の『100%例会』の設定日です。
会長方針『賑わいの復活』を受け、SAA多田さんからご提案いただいた事業です。出席者が増えることにより例会がより楽しくなり、クラブの ますますの活性化を目的としています。
『100%例会』を合言葉に毎月チャレンジしますので一団となって取り組みましょう。
今日の会長の時間は“ご縁”についてお話しします。
私が豊中南RCに入会したきっかけを自分なりに紐解いてみました。20歳代後半に江坂の英会話教室へ2年ほど通っていた折にある方と知り合いになり、その方から豊中青年会議所への入会を勧められ、縁あって30歳で入会いたしました。入会当事、西口PPがJCの理事長をされており岡本PPが会員委員長に就任されていました。
それから10年間JCでお世話になり、卒業後 RCへのお誘いをいただき入会した経緯があります。今思うと英会話教室での人とのご縁が歳月を経てRCへの入会、そして11年目の現在に至る歴史をたどります。
今の仕事を始めたきっかけも、見知らぬ人から「ヨットに乗りませんか?」とお誘いを受けた事から始まります。
メンバーの皆様もご結婚された“縁”や今の仕事を始められた“縁”を思い起こしてください。
人生をも左右するこの不思議な“ご縁”について何か不思議なパワーを感じませんか。
縁を含むことわざに『袖すりあうも他生の縁』があり、“全く知らない人とのふとした出来事も前世からの縁によるもの”を意味します。ここで言う他生とは前世を意味します。この不思議な意味合いを持つ“縁”とは仏語なのです。
『縁は異なもの味なもの』は“男女の縁とはおもしろいもので常識や理屈ではわからない不思議なもの”を意味し、ここにも縁のパワーが表現されています。
“縁”意味を調べると、“そのようになる巡りあわせ”や“関係をつくるきっかけ”と説明されています。我々をとりまく“3大縁”には 血縁、地縁、社縁があります。
血縁とは血のつながりがある、もしくはあると信じられている関係を示す。
国家に福祉政策のない途上国ほど重要な位置を占める。福祉が行き届いた先進国では干渉されることを嫌う傾向が強いため血縁を淡白な関係に留めようとする傾向にある。昭和の時代は事情があって親戚の家に身を寄せるとか、大学の4年間はおじさんの家でお世話になったような話しも間々あったが、昨今では家族のプライベートを重視し、そのような親戚同士の行き来が激減しているのも事実です。
地縁とは住んでいる若しくは過去に住んでいた土地に関わる縁故や人間関係を言う。
地縁の最小単位としては「向こう三軒両隣」にあるような近隣住民の縁があげられ、生活上の助け合いを目的とし相互扶助を形成している。地縁団体としては町内会や自治会などがあげられる。直接の血の繋がりはないにしても同じ地域に住んでいる、同じ出身地であるとわかっただけで何となく心が許せてしまうのは地縁の魔力といえる。出身校が同じとか、同じ飲食店や社交場に通う常連同士もある種の地縁を感じ仲よくなる傾向がある。
私は仕事で海外の観光地ではない僻地を訪れる機会が多いが、日本人と会う期待が皆無の場所で日本人に出会うと親しみを感じてどちらともなく話しかけることがある。これらの行為も遠く離れた外国の地で、日本人同士といった地縁をお互いが感じて成り立つ行為だと分析する。
社縁とは会社の中における人間関係、または会社を基礎とする社会的なつながりを言う。
会社組織における上司、部下、同僚など社員同士のつながりや、お客様や取引会社、地域の方などと仕事を通した社外とのつながりをさします。ただこの社縁というものは要注意で、同じ目的で経済活動を行っている間は半ば強制的に続く縁ではあるが、退職を期に90%以上の縁がきっぱり切れると言われているので交友関係を社縁のみで形成するのは将来孤独になる危険性が高い。 経済成長とともに故郷を離れ都会で生活をする人が増え、都会では一人暮らしを好む若者が増え、ネット依存の引きこもり社会でますます血縁、 地縁が薄れ、慰安旅行や社内レクレーションの参加者激減で社縁まで薄れつつある社会を無縁社会と呼ぶそうです。しかし、阪神淡路大震災や東日本大震災などの生死をさ迷う事態が直撃すると見知らぬ人同士が互いに助け合い譲り合う。社員同士が結束して積極的にボランティアにも取り組む。平和過ぎて忘れかけていた“縁”の大切さやありがたさにふと気づいた惨事ではなかったでしょうか。 この学びを忘れることなく、ご縁を大切にしながら地域社会に貢献するのがロータリーの活動とも言えるのではないでしょうか。
また、『ロータリーに入会すると素晴らしい “ご縁”に廻りあいますよ』の台詞は全く偽りのない会員増強の殺し文句になると確信します。
結びにことわざをご紹介します。
『五十になれば五十の縁あり』“恋や縁談には年齢の制限が無い”を意味します。これは昔、日本人の寿命が短かかったころのことわざで、差し詰め現代であれば70になれば70の、80になれば80の縁ありで、独身のメンバーの方は年齢に関係なく“縁”のパワーを信じて、行動して良い恋愛をしてください。
掲載日:2013年10月29日 | 目次:会長の時間(過去)に戻る