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    12月19日 第2169例会 |

    12月19日 第2169例会

    クルーズシップの経済効果

    本日はゲストスピーカーとして豊中市伊丹市クリーンランドの西垣晴美様と津川昌男様にお越しいただきました。後ほどの卓話を楽しみにしています。

    12月7日、ホテル阪急インターナショナルにおいて恒例の年忘れ家族会が賑やかに開催されました。米山奨学生夫妻にも参加をいただき、ロータリークラブ家族月間に相応しい親睦事業であったと確信します。企画、運営をいただきました岡本親睦委員長をはじめとする親睦・例会委員会の皆様には心から感謝いたします。

    12月17日から1泊2日の船上親睦会に参加して参りました。かつては新旧引継ぎ懇親会等も宿泊をして懇親を深めたものですが、姉妹クラブの訪問を除けば1泊事業はずいぶん久しぶりの実施となり、思い出深い親睦事業となったことをお伝えしておきます。ロータリー家族18名に参加いただき、17日午前11時の乗船から翌日午前10時の下船まで、豪華な食事と船内アトラクションで寝るのが惜しい 23時間を過ごさせていただきました。今回18名の参加で乗船料、すべてのアトラクション、3食以上の食費を含め¥105万の支払いがあった訳ですが、他に準備の衣装や往復の交通費、船内でのショッピングをあわせると¥200万程度の経済効果を生み出したと試算します。国民の預貯金総額が1,400兆円を超えるわが国日本において、経済を発展させるには眠ったお金を消費にまわす必要があることはアベノミクス政策でも明らかです。今回の飛鳥Ⅱ乗船客は平均年齢が60歳代、正に預貯金を消費に回していただくと国益に繋がる世代のお客様ばかりでした。

    クルーズシップの経済効果についてお話しします。

    飛鳥Ⅱのスペックは48,000Ton乗客720名、乗組員360名の日本では 最大ですが世界のクルーズシップとしては比較的小型の部類になります。乗客

    2,000人、乗員1,000人のクルーズシップが寄港した地元に落ちる経済効果は乗客 1名あたりの寄港地での平均消費金額は¥38,000-で、総額1億円を超えると試算されています。他にも港湾施設の使用料、食料や飲料、燃料の積み込み等、小さな村に鯨が打ちあがったような効果があると言われています。フロリダ州アメリカ最南端の地、サウスポイントではカリブ海クルーズの寄港地として有名で、田舎街なのに活気にあふれていて、観光地としての周辺地域の整備が鮮やかに行き届いている。月間数十回訪れるクルーズシップの恩恵を町ぐるみで受ける例です。

    本年、三菱重工長崎造船所は100船以上の客船を保有する世界最大のクルーズ

    シップ会社カーニバル社より大型クルーズ客船2船の注文を受け2015年と

    2016年に引き渡す予定です。総トン数12万5000トン、3,250人乗りで、飛鳥Ⅱの3倍規模の客船です。受注金額は約1000億円で、一般企業の受注であるにも関わらず、長崎県が事業予算を組み、特殊溶接技術育成のための本格的な教育者育成研修制度の設立や、膨大な資材を受け入れる港湾施設、倉庫を建設し、事業終了後も県をあげて新規受注を得る前向きな政策を導入しました。

    またクルーズシップ寄港地としての整備も献身的に実施されています。

    日本の経済発展と雇用の創出のためにも是非ともクルーズシップをご利用下さい。

    ちなみにミズノマリンでは日本に4船しかない客船の内3船までの救命艇の検査、整備を担当しています。

    ロータリー活動と“にこにこ”を通じて地域社会にも還元させていただきます。

    2013年はお世話になりました。

    45周年記念事業を含むあと半年、会長職に専念しますので2014年も何卒宜しくお願いいたします。

    良いお年をお迎えください。

     

     

     

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