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    2月5日 第2221例会 |

    2月5日 第2221例会

    「ロータリーへの私の道」の著書より

     この本は、ポール・ハリス自身によって書かれた自叙伝ですが、主にロータリークラブ作るまでに至る自身の、心象風景を書いたものと思います。ごく簡単に書いてみます。

    彼はウィスコンシン州の小さな町ラシーンで生まれ、3歳の時家庭の事情で父と共に父方の祖父母の住むニューイングランド地方の、バーモント州の田舎町ウォーリングフォードという所に引っ越しました。

    この場所で少年時代を過ごしました。自然が豊かで登山や釣りなど友人と一緒に楽しく遊びました。この経験が後年非常に彼に影響を与えました。また祖父母より、大変期待をかけられました。

    地元の高校を卒業の後、複数の大学や陸軍予備校などで学んだ後、人間のさまざまな生き方を知りたいという考えから、普通の人なら大学卒業後60日以内に弁護士事務所を開業するところを、5年間にわたり各地を放浪する旅に出ました。

    それはアメリカ国内にとどまらず、欧州各地も廻り色々な職業を経験しました。たとえば新聞記者 セールスマン 教師 劇団員等です、そして又多様な人々と接触を持ちました。

    5年間の放浪生活に終わりをつげ、いよいよ弁護士事務所をシカゴ市に開業しました、シカゴといえば当時すでにアメリカの大都会で大勢の人達が暮らしています、しかし彼には本当に信頼のおける友人が居なかったのです。

    人は一人では生きられません、どうしても友人が必要なのです。

    彼は自分以外にも、自分と同じ思いの人が必ずいると信じて気長に時間をかけて友人を探しました。彼は少年時代のような、利害関係のない純粋な友人が作りたかったのです、それで一業種一人に絞り最後に3人の実業家とともにロータリークラブを結成しました。

    それは正に、少年時代のニューイングランドの谷間に戻った気持ちだと書いています。

     

     

     

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