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    9月18日 第2203例会 <藤本副会長> |

    9月18日 第2203例会 <藤本副会長>

    「EQ心の知能指数」について

    いわゆる、知能指数(Intelligence Quotient,略して IQ)とは、知能検査の結果の表示法のうち標準偏差を用いた表示方式のことをいいます。

    それに対し、心の知能指数という概念があります。

    心の知能指数(Emotional Intelligence Quotient、略してEQ)は、心の知能を測定する指標です。

    心の知能とは、自己や他者の感情を知覚し、また自分の感情をコントロールする知能を指します。

    様々な人が働く職場など多様性の高い環境の中で、EQは必須の能力です。

    では、EQが高い人とはどんな人でしょうか。

    ダニエル・ゴールマンの著書「EQ心の知能指数」では次の5つの資質を挙げて説明しています。

    第1は「自分自身の感情を知る人」です。自分がどんな感情の状態にあるのかを把握することが最も重要なことです。感情に流されずコントロールするには、自身が「何に対しどのような感情を持っているか」を把握することが不可欠です。

    第2は自らの「感情を制御することができる人」です。感情自体はコントロールすることが難しいのですが、その持続時問や解消方法は制御できます。例えば、怒りの感情が起きたとき、その怒りがなぜ起こったのか、何に怒っているのかを

    自問することは怒りを静めることに効果があるといわれています。

    第3は「自身を動機づけられる人」です。才能を十分に発揮するためには、目標に向かって自分を動機づけられるかどうかが重要です。何年も訓練や学習を続けられる熱意や忍耐を持てるかどうか、不安な感情に陥った際にも諦めずに「希望」を持ち続けられるかどうかが重要なのです。

    第4は「他者の感情を認識する人」です。他者の感情を敏感に受け止めることができる人、そして他者が何を求めているかを察知し行動できる人は優れたEQを持っている人と言えます。

    第5は「人間関係をうまく処理できる人」です。他者の感情を理解した上で、他者の感情や行動を望ましい方向に発展させるための行動がとれるかどうかです。そのような行動をとれるかどうかで、多様な人間関係を円滑に保ち、発展させられるかが決まります。

    この5つを意識することで、自らの能力が十二分に発揮される状態になるとともに、メンバーの能力発揮を促すことが可能になるとのことです。

     

     

     

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