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    7月24日 第2197例会 |

    7月24日 第2197例会

    姓と苗字(名字)は本来違うものでした。

    姓(かばね)とは本来天皇が与えるものでした、代表的なものに源、平、藤、橘、が有ります。

    例えば平氏の姓は第50代桓武天皇(737~806)が与えたのが始まりで、また源氏の姓は、第52代嵯峨天皇(786~842)が与えたのが始まりです。

    ここにして初めて、平氏、源氏の姓が生まれた。

    なお平氏は、これより時代順に仁明 文徳 光考の各天皇から生まれた、また源氏は淳和 仁明 文徳 清和 陽成 宇多 醍醐 村上 花山と沢山の天皇より生まれた。

    なかでも有名なのは、桓武平氏であり清和源氏である、なでなら桓武平氏より出た平 清盛が出世し、清和源氏より出た源 頼朝が幕府を開いたからである。

    さて苗字の方であるがこれは名字(あざな)ともいい、意味が苗裔つまり末裔を意味しており天皇とは何の関係も無いものである。

    苗字のつけかたは、初めは豪族が姓にならい豪族の領地の地名から起こり、領

    地を持たない一般庶民は、自分で考えて名づけたり、庄屋、名主といった人々に

    考えてもらいつけた。

    その理由は、自分の身内と他人との区別の為で発展した。

    なお今は1875年(明治8年)の法律(平民苗字必称令)ですべての国民が、苗字を名乗る事になり、姓を苗字に統一したので、其の区別が解らなくなった。

     

     

     

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