5月28日 第2236例会
指導者の資質について
指導者の資質について、眼にした一文を書きます。
①強い思い ②共感力 ③統率力
この三要素を兼ね備える人が指導者としての必要最低限の条件であるとの事です。
そして組織を率いるのに、一番必要なのは正しい意思決定が出来るかどうかです。全てが結果で判断され、途中経過はあまり問題にされないのです。
それでは良い意思決定を下す心構えは何かということになりますが、貞観政要の中に参考となる三鏡という文章が有ります。
第一は本当の鏡で、是は自分自身を鏡で見て元気で明るく楽しそうかを確認する事です。
第二は歴史の鏡で、大きな流れを過去のケースから類推する事です。
第三は人間の鏡で、人間とは自分のそばに居てくれる人の事で、つまり助言を与えてくれる人の事です。
この三点でもって、意志決定に繋げていけば良いとの事です。
なお貞観政要とは、「帝王学の教科書」と言われる、中国唐の時代の太宗(李 世民)と臣下との間の政治論議を分類 編集した書籍です。
掲載日:2015年7月9日 | 目次:会長の時間(過去)に戻る