6月4日 第2237例会
年度初めに挙げた活動方針に、地域の事をよく知ると言う一項を挙げておりました。それで以前に市南部の椋橋神社にまつわる伝説を取り上げました。今回もう一度何か豊中市に就いて、特徴づける有名なものは無いかと考えました。
以前であれば大阪国際空港の立地する市です、で説明がつきました。残念ながら今は国際線の就航が無くなり、名前だけの国際空港となり影響力と知名度が随分低下したのではないかと思います。それで他に何かないかと探したところ、マチカネワニに思い至りました。会長の時間に取り上げるべく、資料展示がしてある博物館に行き、少し調べてきました。
このマチカネワニは、昭和39年(1964年)大阪大学 豊中キャンパスの理学部校舎建設現場より高校生が発見し、本格的に調査発掘されました。その結果一部は欠けているが、ほとんど完全なワニの骨格化石であることが解りました。
(下顎一部 尻尾 右前脚 左後脚他欠損)
推定全長は、6、9~7、7mの大型ワニ類で今から約40万年~50万年前の更新世中期の中頃に棲息していたと思われるとの事です。
マチカネワニの命名(1965年)は産地(発見場所)の待兼山から摂られました。現在大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館に複製が展示されています。
そして豊中市の、市制75周年記念(平成23年)に豊中市のキャラクター(マチカネくん)指定になり、また平成26年10月6日に国(文化庁)の登録記念物に登録されました。また大阪大学のマスコットであり、マンホールの蓋にも図案化され採用されています。
掲載日:2015年7月9日 | 目次:会長の時間(過去)に戻る