7月16日 第2243例会
リニアの時代と伊丹空港の国際化
東京(品川)新大阪間にリニアが開通すると、67分で両都市が結ばれることになり、首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)3,500万人、中部圏(愛知・岐阜・三重)1,100万人、関西圏(大阪・京都・兵庫・奈良)1,800万人合計6,400万人の巨大都市圏になり、人類史上最大の都市圏が誕生する。
リニアが開通すると伊丹空港の利用者は激減する。現在大阪~東京間では年間4,200万人が移動し、鉄道が3,200万人、航空が620万人(全体の15%、鉄道の1/5)だが多くが リニアに移行すると予想される。そこで、大阪が国際都市として発展していくには伊丹空港を国際空港に復活させるのが有効。 関西空港はLCC、伊丹空港はビジネスと両空港の棲み分けは可能。
(追記)
リニアの駅を大阪駅にとの意見もあるが、駅は新大阪になる。その理由は、新大阪駅はJR東海の所有、大阪駅はJR西日本の所有。日本の交通基軸は新幹線と高速道路であるので、大阪の北部の新大阪周辺が発展する。豊中市の立地は交通条件から考えると、今後も発展する(現在も人口増加中)。
掲載日:2015年9月30日 | 目次:会長の時間(過去)に戻る