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会長の時間 水野会長
5月25日、豊中南RC55周年記念事業の第二弾、「みんなで縁日」が盛会裏に終了いたしました。社会福祉協議会の発表によると子供食堂、社共、ロータリークラブの関係者150名を含む621名の方々に参加いただきました。
子供食堂にとって食材は容易ではないですがお金で解決できる問題です。
55周年実行委員会が掲げた2つの事業目的は
①子供食堂に通う子供たちの文化的貧困からの
救済
②子供食堂相互の連携を形成する
でした。西原実行委員長、二井部会長主導のもと、画材提供からはじまりテーマにそった絵画作品の募集、絵画展「水族館」の実施、絵画出展者を招待する子供食堂参加型「みんなで縁日」の実施と考え抜かれた事業に下記感想をいただいております。
*自分の書いた作品が展覧会で見てもらえる。
*引きこもりの子供も多数応募し久しぶりに家を出て縁日にも参加
*生まれてはじめて綿菓子を食べた
*ほとんど交流がなかった子供食堂同士の出会いが衝撃的だった
*帰りたくない
*来年も開催してほしい
多くの賛同者を巻き込み、見事目的が達成された周年事業だったと評価いたします。
ご協力いただきましたすべてのクラブメンバーに感謝申し上げます。
6月6日の例会において、ゲストスピーカーに国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所・戦略企画部・戦略企画課 課長 古賀紳介様をゲストスピーカーにお迎えして同研究所のご紹介をいただきました。
国民の健康長寿を目指し、患者と家族の願いをかなえるミッションとともに、大阪を科学の力で元気づけるべく、製薬会社が行わない難病の新薬開発等を行われています。
唱歌斉唱で、君が代とロータリーソングを元気いっぱい一緒に歌っていただいた古賀様にリスペクトした次第です。
同研究所の腸内細菌の研究内容を以下テレビで放送予定です。
6月11日(火)22時~ 日本テレビ「カズレーザーと学ぶ。」
國澤純 副所長が出演し、太りにくくなる腸内細菌についてお話しされます。
6月19日(水)23時50分~24時35分 NHK「あしたが変わるトリセツショー」
國澤副所長が「腸内細菌のトリセツ」についてお話しされます。
掲載日:2024年6月30日 | 目次:会長の時間に戻る
会長の時間 水野会長
5月25日は豊中南RC創立55周年事業「豊中みんなで縁日」の開催日です。
日本古来の文化である縁日についてお話しします。
「縁日」と聞くと、神社やお寺のお祭りの時に参道に並ぶ露店をイメージする人が多いかも知れません。
本来の「縁日」の意味は「特定の神仏と縁のある日」を表す言葉で、祭神や本尊に縁のある特定の日に参拝をすると、他の日よりも多くのご利益があるとされています。
主な縁日として、有名どころでいくと
阿弥陀如来 – 毎月15日
観世音菩薩 – 毎月18日
弘法大師 – 毎月21日
不動明王 – 毎月28日
釈迦如来 – 毎月30日 などがあります。
干支を縁日とする神社もあり伏見稲荷大社の初午(はつうま)や住吉大社の初辰まいりなどは毎月はじめの干支の日に「初」を付けた縁日には多くの参拝者で賑わいます。
年の最後の縁日を納め(おさめ)または終い(しまい)の○○と称されるようです。
縁日に屋台がたくさん出る理由は、神様も人が集まる賑やかな場所が大好きなので、お祭りの場にたくさんの食べ物店や遊べる場所があると、より多くの人が集まることからと言われています。
神仏と人々が繋がり、人が集まることによって人と人とのご縁が深くなる。
いままで横の繋がりが無かった子供食堂同士のご縁や社会福祉協議会とのご縁、こども食堂に通う子供たちと我々ロータリアンのご縁が出来る特別な日として「こども食堂みんなで縁日」を成功させましょう。
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会長の時間 水野会長
4月17日から3日間の日程で台北士林ロータリークラブ創立48周年記念式典に参加して参りました。
当クラブからはPP西野会員、長谷川会員、増山会員、三木会員、和田幹事、水野夫妻合計7名の訪問団でした。
来賓RCで当クラブと馴染みのあるクラブでは韓国梁山RC、北上西RC、寒川RCも参加され、総勢250人を超える華やかな式典でした。
記念品として能登半島地震の火災から奇跡的に残った小西庄五郎漆器店の作品と、皆様からお預かりした台湾東部地震の義援金にメッセージを添え、マイケル・リン会長にお届けいたしました。
豊中南RCメンバーに対する感謝のお言葉をいただきましたので心を込めてお伝えします。
「謝謝豊中南扶輪社!」
5月のロータリークラブは若者の教育を推進する青少年奉仕月間です。
30歳までの青少年の多様なニーズを認識し、よりよき未来を確実なものとするために青少年の生活力を高めることを目的とした4つの支援プログラムがあります。
・12歳から18歳までの青少年を対象にしたインターアクトクラブ
・18歳から30歳までの青少年を対象にしたローターアクトクラブ
・ロータリー青少年指導者養成プログラムRYLA
・青少年交換プログラム
今年度豊中南ロータリークラブでは、55周年記念事業として、若者の文化的教育支援を目的とした「豊中みんなの水族館」を3月に行い、今月25日には「豊中みんなで縁日」を開催します。
未来の日本経済を担う若者への支援は、ロータリークラブにとって重要な奉仕活動だと考えます。
どうぞ皆様も5月の青少年奉仕月間を機会に、青少年について考え、さらなる奉仕活動を考案する機会といたしましょう。
掲載日:2024年5月17日 | 目次:会長の時間に戻る
会長の時間 水野会長
今月のロータリークラブは環境月間です。
気候変動対策として温室効果ガスを減らす行動、地球にやさしい環境対策を自らの職業を通じて、また個人レベルでも意識をもって行動しましょう。
豊中南ロータリークラブ創立55周年記念事業 「豊中みんなの水族館」が豊中市役所第二庁舎ロビーにおいて3月26日から4日間開催されました。
開会式では豊中市長、長内繁樹様をはじめ豊中市社会福祉協議会、国際交流の会とよなかTIFA様、武枝ガバナ補佐、長尾ガバナ補佐エレクト、そしてこども食堂のなかで最も交流の深いNPO法人ZUTTO居場所ぐーてんさんに参加いただき、記念事業に相応しいテープカットで開会いたしました。
豊中市に40以上あるこども食堂の中で何件が我々の奉仕活動に賛同いただけるのか、こども食堂に通うこども達の何人が絵を書いてくれるのか、期待と不安を抱えてのスタートで企画段階では目標400作品に対し、予想を上回る450作品を集め、展示スペースを拡張してのアーティスティックな水族館が完成しました。
来場者は4日間で500名を超える賑やかな事業になりました。
本事業の効果として
・人に見ていただける絵画の提供とあって「お絵描き」ではなく作品制作の意欲が湧いた
・「水族館」という同じテーマに向けた絵画制作でこども食堂の中で連帯感があった
・こども食堂を対象としたイベントがこれまで無かったため運営者として励みになった
・個別に運営されている子供食堂同士の横のつながりが芽生えた
・引きこもりの子どもも在宅で絵を書くことにより「みんなの水族館」に参加出来た
などの嬉しい声をいただきました。
西原55周年実行委員長と二井事業部会長には心より感謝申し上げます。
設営、開会式の準備、会期中のスタッフ当番、後片付けに参加いただきましたメンバーにも深く感謝申し上げます。
皆様の協力とチームワークのお陰で大成功の事業となりました。
次回は5月25日(土)地域共生センターで、後半の「みんなで縁日」を開催します。
計画をはるかに上回る子供食堂20団体が縁日のエントリーをされているようです。
持ち前のチームワークを生かし期待以上の事業を提供しましょう。
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会長の時間 水野会長
本日は2660地区IM1組、ガバナ補佐公式訪問です。
武枝ガバナ補佐、長尾ガバナ補佐エレクト、豊中南ロータリークラブの例会にようこそお越し下さいました。
後ほどクラブアッセンブリーにもご参加いただきますので理事、役員以外のメンバーも是非ご参加下さい。
先日、NHKのニュースで、能登半島地震の火災から奇跡的に焼け残った輪島朝市通りにある「小西庄五郎漆器店」の漆器即売会を、滋賀県の老舗菓子メーカー叶匠寿庵 寿長生の郷(すないのさと)で行う事を知りました。
寿長生の郷(すないのさと)では菓子作りの原点は「農」にあるとの思いから6万3千坪の丘陵地で菓子の原料を育てていて、当日は梅まつりのイベントが開催されていました。
奇跡の漆器即売会場で作品を見学していると一人のジェントリーな男性が、私のロータリーバッジを見て「ロータリーメンバーの方ですか」と気さくに話しかけて下さいました。
名刺交換をすると、従業員620名を率いる叶匠寿庵代表取締役社長、芝田冬樹様で大津ロータリークラブのロータリアンでもありました。
意気投合し、小西庄五郎漆器店小西泰輔(たいすけ)社長を交え、詳しいお話を聞かせていただきました。
輪島朝市通りは震災時の火災によりほぼ全焼の惨事に見舞われたエリアです。
偶然が重なり焼け残った漆器がある事を芝田社長が知り、日本文化である伝統工芸輪島塗が未来に継承される事を願い、職業奉仕の精神からボランティアで販売協力をされていました。
叶匠寿庵設立当初からの長きに渡り、小西庄五郎漆器店の漆器を使い続けておられます。
業務用で高級漆器を使い続けるわけを質問すると「良いお菓子は良い器で食べていただく」のと、「輪島塗は傷むと何度でも修理(塗り直し)が出来るのでサステナブルである」と明解な答えをいただきました。
ロータリー4つのテストに照らし合わせて1点の曇りもない職業奉仕をされていたのでご紹介させていただいた次第です。
PP西野会員の発案で、台北士林RCのお土産は小西庄五郎漆器店の伝統工芸品にしてはどうかとアイデアをいただき、準備を進めています。
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会長の時間 水野会長
3月のロータリークラブは水と衛生月間です。
飲用可能水でトイレを流す世界でも稀な国日本において、安全な水と衛生環境は生まれた時から整備されていて有難さを忘れがちですが、有事の際には安全な水の大切さを思い知ります。
発災から2ヵ月を経過した今でも、能登地方の水インフラは復旧が遅れています。
生活用水のみならず、経済活動にも多大な支障をあたえている現状です。
今一度、安全な水と衛生環境を見直しロータリー活動に反映いたしましょう。
3月2日、池田市不死王閣においてIM1組ロータリーデーが開催され、我がクラブからは長谷川直前会長、和田幹事、歳内会員、と私の4名で参加いたしました。
元、豊中RC会員でもある市立豊中病院総長、吉川秀樹先生に「大切なものは目にみえない」をテーマにご講演をいただきましたので要約してお伝えします。
お金や物は目に見える財産ですが、本当に大切なのは「空気、雰囲気、心、音楽、天、神様、運、徳、縁」などのように目には見えないもの。
例えば家風や社風などの風土を例える言葉がありますが、そこで働く人の気質や文化に影響を及ぼし、その企業特有の環境が悪いと、業績は上がらず退職者が増え、持続性が無くなってしまいます。
人間に例えると体の健康は顔色や症状、検査値や
MRI画像で目に見えますが、ストレスや悩み、心配事のような心の健康(メンタルヘルス)は目に見えない大切な健康といえます。
米国で642名を分析したところ、総支出の中で他人のために支出(贈り物+寄付)した割合が高いほど人生の幸福感が高い結果が出ていて、奉仕の大切さが伺えます。
「目に見える美人」に惚れて大変な目に合った経験をお持ちの方も多いでしょうが、目に見えない「心の綺麗な女性」との出会いを大切にするよう心掛けましょう。
年齢とともに笑顔を忘れてしまう傾向にあるが、社会生活において笑顔は重要である。
表情筋を鍛え笑顔を心がけ、廻りを明るくしましょう。
最近受講した講演の中でもトップクラスに有意義な内容でした。
ホストクラブを務めていただきました池田くれはRCの皆様に深く感謝申し上げます。
延原ガバナー、武枝ガバナー補佐におかれましてはフレッシュロータリアンまでの長時間に渡りお疲れ様でした。
掲載日:2024年3月17日 | 目次:会長の時間に戻る
会長の時間 水野会長
姫路少年刑務所見学
豊中南事業所防犯協会の研修で姫路少年刑務所を参観してまいりました。
一定の手続きをすれば一般人でも刑務所見学が可能ですが、今回は豊中南警察のアテンドです。
世界遺産、姫路城から徒歩圏内の街中に位置し、関西地域では唯一の少年刑務所です。
姫路少年刑務所は
- 少年院へ収容を必要としない、犯罪傾向が進んでいる少年
- 可塑性に期待した矯正処遇を重点的に行うことが相当と認められる26歳未満の、犯罪傾向が進んでいる成人(多くは、少年院に入った経験がある受刑者です)
- 刑期終了時36歳未満の者で、かつ暴力団員でない、犯罪傾向が進んでいる成人
を収容しています。
少年院と少年刑務所の違いは、保護処分の1つである少年院送致によって教育を行うのが少年院で、罪を犯した青少年が裁判所の定めた刑に服させ、自分の犯した罪の重さや責任について自覚と反省を促し、社会復帰の手助けをするのが少年刑務所です。
定員は383名(単独室152室・共同室40室)で、今日は160名程収容されていて収容定員の半分を下回っています。
ピーク時には400名を超えていたそうですが、収容者の数も年々減少傾向にあるようです。
これは若年層の犯罪率が減少したのではなく、少子化に比例した数字で、1学年あたりのクラス数減少と同じ比率のようです。
刑務所の参観では、厳重な2重扉を通過し、受刑者が刑務作業を行っている風景を間近で見ることになります。この刑務作業は
- 一般作業(木工などの製品を作り一般に販売する)
- 職業訓練(溶接科、情報処理科、ビルクリーニングなどがあり各種資格を取得する)
- 自営作業(炊事、洗濯、施設の修繕などを行う)
という三つのカテゴリーに分かれていて(1) は木工の工場を、(2) は溶接科の工場を、(3) は洗濯施設と修繕施設を見学しました。
1日の一人あたりの食費430円(1日2200キロカロリー)でまかなわれています。
居住区域の共同室は12畳で8名定員のところ現状では3名で使用していて、大型の液晶テレビが各部屋に設置されています。
囚人を番号で呼ぶルールは今では無く、2024年から苗字に「さん」をつけて呼ぶようになり、やるせなさから昨年末で退職された監守もおられるそうです。
出所の時に親が迎えにくる割合は48%で友人、職場の上司と続きます。
親の子どもに対する無関心が罪を犯す原因と説明を受けました。
ロータリークラブでは青少年の健全育成や「だめ絶対運動」等の犯罪防止活動に取り組んでいます。他人の子どもを叱り辛い昨今ではありますが、青少年を犯罪に導かないためにも地域のために良い事業を展開いたしましょう。
55周年記念事業は正に子供向けのイベントです。文化的で健全な事業を通じて子供たちに良い影響を与えるべく頑張りましょう。
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会長の時間 水野会長
2月のロータリークラブは「平和構築と紛争解決」を重点分野として掲げています。
紛争予防と仲裁に関する若者を対象とした研修の実施、紛争地域における平和構築の支援、平和と紛争予防解決に関連した仕事に従事することを目指す専門職業人のための奨学金支援を強調する月間です。
2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻が始まり未だ終息の兆しがありません。
ウクライナには64のロータリークラブがあり約1,200名の会員が国内難民や被災者の支援にあたっています。
2023年10月7日に始まったイスラエル・ハマス間の戦争に関し、国際ロータリーは声明を出しました。
長い紛争の歴史における長引く苦難を認識し、すべて当事者に対し、平和への道を模索することを強く求める内容です。My ROTARYにも掲載されましたので是非ご一読下さい。
1905年2月23日は、ロータリーの創始者・ポール・ハリスが、友人3人と最初に会合をもった日です。この2月23日を祝う創立記念日は、「世界理解と平和の日」として遵守されます。この日、各クラブは、国際理解、友情、平和へのロータリーの献身を特に認め、強調しなければなりません。理事会は、この2月23日に始まる1週間を「世界理解と平和週間」と呼び、ロータリーの奉仕活動を強調することを決議しています。
令和の日本で2月23日は天皇誕生日です。ロータリーの創立記念日と同日と記憶しておいて下さい。
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会長の時間 水野会長
社会奉仕活動を計画する上で、対象者が何を求めておられるかを理解する必要があります。
マズローの要求5段階説をご存知でしょうか。
人間の要求を5つの段階に分類する階層的心理学です。
段階を飛び越えての奉仕は時には受ける側にとって受け入れられない事もあるので理解が必要です。
<1段階 生理的欲求>
最も初歩的な欲求で生きていくために不可欠な必要最低限の欲求で、食欲、睡眠欲、性欲のほか、呼吸をしたい、排せつをしたい、水を飲みたい等の欲求を表します。
腹ペコの状態では勉強がしたい欲求は生まれないでしょう。
<2段階 安全の欲求>
生理的欲求が満たされた段階で、身体的に安全で、かつ経済的にも安定した環境で暮らしたいという安全欲求が芽生えます。
ウクライナやガザ地区で暮らす人々が切に望む欲求でしょう。
秩序ある安心できる環境を求める我々にとっての当たり前が2段階目の欲求です。
<3段階 社会的欲求>
家族や組織など、何らかの社会集団に所属して安心感を得たいと言う欲求で、所属と愛の欲求とも呼ばれます。
話し相手がなく、自分を受け入れてくれる人も組織もない状態は人間にとって幸せとは言い難いでしょう。親密な他者の存在を求める欲求が3段階です。
<4段階 承認欲求>
所属している組織や団体で評価されたい、自分の能力を認められたい欲求を表します。
学校に通っていれば社会的欲求は満たされますが友人がいない人や、いじめにあうと承認欲求は満たされません。
昨今ではSNSで「いいね!」を集めて承認欲求を満たそうとする人も増えていますが、これは「低位の承認欲求」の一例です。
「高位の承認欲求」では他者依存的な評価軸から自立し、自分の中で立てた基準や目標を達成する能動的な欲求を意味するようです。
<5段階 自己実現の欲求>
1~4段階の欲求が満たされてたどり着くのが「自己実現の欲求」です。
自分にしか出来ない事を成し遂げたい、自分らしく生き続けたいという欲求を指します。
素晴らしい夢をもっていて、理想とする自己イメージに近づきたい欲求です。
歌手になりたかった夢を捨てきれず、定年してからおやじバンドを結成する行動や、大自然の中で暮らしたい欲求、晩年に作家を目指す行動も5段階へのチャレンジかも知れません。
自己実現を目指すサルは見た事ないので、人間のみが持つ高度な要求のようです。
奉仕活動を考える上で「物質的欲求」と「精神的欲求」、また環境等の「外的欲求」と精神的な「内的欲求」に、あるときは「欠乏欲求」と「成長欲求」に切り離して考える必要があります。
奉仕の対象者が求める内容は何なのかを熟考した上で、歓迎される奉仕活動をタイミング良く行うよう心掛けましょう。
奉仕も仕事もカスタマイズが重要です。
震災支援計画の事業案を募集中です。
掲載日:2024年2月7日 | 目次:会長の時間に戻る
会長の時間 水野会長
平成6年能登半島地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
1日も早い復興を目指し、我々ロータリアンにできることは何かを熟考し協力していく所存です。
私はロータリー以外の社会活動として「減災サステナブル技術協会」と「防災デザイン研究会」に所属し、防災・減災活動と発災後のレジリエンスについて研究しています。
発災から3日間(72時間)は命を守る行動、すなわち一次避難が重要です。
災害がどの季節にどのエリアで起きるかで生存率が異なります。今回の災害は冬の寒冷地とあって条件は悪いです。
発災から3週間は生存を続けるための2次避難行動が重要で、3か月は暮らしと仕事を取り戻すための活動に入ります。ただ家や事業所を失った方や、すでにリタイアされている高齢弱者の方々は復興に時間を要します。
震災関連死と呼ばれる精神的なダメージから来る発病などが起きやすい時期なので注意が必要です。
むやみな被災地入りは救護活動の妨げや交通渋滞の原因にしかならないので差し控えるべきでしょう。
我々が活動拠点とする豊中市も、29年前の阪神淡路大震災では大阪府で唯一災害救助法が適応された地震災害を経験し、日本各地から支援をいただいたご恩があります。
豊中南ロータリークラブでは恩返しとして、2011年東日本大震災の折には復興支援で台北士林RCとのマッチンググランドで大船渡に軽自動車5台を寄贈、PP二井会員のご縁で養護施設みちのくみどり学園への文化的支援で松村組、フローレンスデユオの激励演奏プレゼントや地元観光産業支援を行い、現地を5回訪問しました。
2016年熊本地震では現地を2回訪問し、地元ロータリークラブの協力を得ながら被災小学校に対し和太鼓激励演奏のメンタルヘルス支援活動を行ってまいりました。
今回も4月~5月を目途に震災支援基金を活用して何らかの支援活動を行う考えです。
本日の理事役員会で協議しますので皆様も支援の事業案を一緒に考えましょう
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