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会長の時間 水野会長
社会奉仕活動を計画する上で、対象者が何を求めておられるかを理解する必要があります。
マズローの要求5段階説をご存知でしょうか。
人間の要求を5つの段階に分類する階層的心理学です。
段階を飛び越えての奉仕は時には受ける側にとって受け入れられない事もあるので理解が必要です。
<1段階 生理的欲求>
最も初歩的な欲求で生きていくために不可欠な必要最低限の欲求で、食欲、睡眠欲、性欲のほか、呼吸をしたい、排せつをしたい、水を飲みたい等の欲求を表します。
腹ペコの状態では勉強がしたい欲求は生まれないでしょう。
<2段階 安全の欲求>
生理的欲求が満たされた段階で、身体的に安全で、かつ経済的にも安定した環境で暮らしたいという安全欲求が芽生えます。
ウクライナやガザ地区で暮らす人々が切に望む欲求でしょう。
秩序ある安心できる環境を求める我々にとっての当たり前が2段階目の欲求です。
<3段階 社会的欲求>
家族や組織など、何らかの社会集団に所属して安心感を得たいと言う欲求で、所属と愛の欲求とも呼ばれます。
話し相手がなく、自分を受け入れてくれる人も組織もない状態は人間にとって幸せとは言い難いでしょう。親密な他者の存在を求める欲求が3段階です。
<4段階 承認欲求>
所属している組織や団体で評価されたい、自分の能力を認められたい欲求を表します。
学校に通っていれば社会的欲求は満たされますが友人がいない人や、いじめにあうと承認欲求は満たされません。
昨今ではSNSで「いいね!」を集めて承認欲求を満たそうとする人も増えていますが、これは「低位の承認欲求」の一例です。
「高位の承認欲求」では他者依存的な評価軸から自立し、自分の中で立てた基準や目標を達成する能動的な欲求を意味するようです。
<5段階 自己実現の欲求>
1~4段階の欲求が満たされてたどり着くのが「自己実現の欲求」です。
自分にしか出来ない事を成し遂げたい、自分らしく生き続けたいという欲求を指します。
素晴らしい夢をもっていて、理想とする自己イメージに近づきたい欲求です。
歌手になりたかった夢を捨てきれず、定年してからおやじバンドを結成する行動や、大自然の中で暮らしたい欲求、晩年に作家を目指す行動も5段階へのチャレンジかも知れません。
自己実現を目指すサルは見た事ないので、人間のみが持つ高度な要求のようです。
奉仕活動を考える上で「物質的欲求」と「精神的欲求」、また環境等の「外的欲求」と精神的な「内的欲求」に、あるときは「欠乏欲求」と「成長欲求」に切り離して考える必要があります。
奉仕の対象者が求める内容は何なのかを熟考した上で、歓迎される奉仕活動をタイミング良く行うよう心掛けましょう。
奉仕も仕事もカスタマイズが重要です。
震災支援計画の事業案を募集中です。
掲載日:2024年2月7日 | 目次:会長の時間に戻る
会長の時間 水野会長
平成6年能登半島地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
1日も早い復興を目指し、我々ロータリアンにできることは何かを熟考し協力していく所存です。
私はロータリー以外の社会活動として「減災サステナブル技術協会」と「防災デザイン研究会」に所属し、防災・減災活動と発災後のレジリエンスについて研究しています。
発災から3日間(72時間)は命を守る行動、すなわち一次避難が重要です。
災害がどの季節にどのエリアで起きるかで生存率が異なります。今回の災害は冬の寒冷地とあって条件は悪いです。
発災から3週間は生存を続けるための2次避難行動が重要で、3か月は暮らしと仕事を取り戻すための活動に入ります。ただ家や事業所を失った方や、すでにリタイアされている高齢弱者の方々は復興に時間を要します。
震災関連死と呼ばれる精神的なダメージから来る発病などが起きやすい時期なので注意が必要です。
むやみな被災地入りは救護活動の妨げや交通渋滞の原因にしかならないので差し控えるべきでしょう。
我々が活動拠点とする豊中市も、29年前の阪神淡路大震災では大阪府で唯一災害救助法が適応された地震災害を経験し、日本各地から支援をいただいたご恩があります。
豊中南ロータリークラブでは恩返しとして、2011年東日本大震災の折には復興支援で台北士林RCとのマッチンググランドで大船渡に軽自動車5台を寄贈、PP二井会員のご縁で養護施設みちのくみどり学園への文化的支援で松村組、フローレンスデユオの激励演奏プレゼントや地元観光産業支援を行い、現地を5回訪問しました。
2016年熊本地震では現地を2回訪問し、地元ロータリークラブの協力を得ながら被災小学校に対し和太鼓激励演奏のメンタルヘルス支援活動を行ってまいりました。
今回も4月~5月を目途に震災支援基金を活用して何らかの支援活動を行う考えです。
本日の理事役員会で協議しますので皆様も支援の事業案を一緒に考えましょう
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会長の時間 水野会長
新年明けましておめでとうございます。
2024年、十二支の「辰」年は十干の「甲」に当たり、「甲」の漢字はよろいをつけた草木の芽が、その殻を破って頭を少し出した様子を象った文字だそうです。
旧来のしきたりや悪習を破って革新の動きが始まるイノベーションの年と言えるでしょう。
困難を恐れず経験のない社会奉仕事業にもチャレンジしましょう。
新年1月1日に令和6年能登半島地震が発生し、翌日2日には震災関連事故として、救援物資を運ぶ海上自衛隊機と日航機が羽田空港で衝突事故を起こしてしまいました。
世界で発生する地震災害の10%は日本で発生しています。
断層のない地域は存在しないと言っても過言ではない日本で暮らす我々は、震災や津波災害と共存しなくてはならない国民といえるでしょう。
姉妹クラブ台北士林RCのある台湾外交部が1月4日に被災地を支援するため、台湾内外から義援金を受け付けると共に台湾当局も6000万円を寄付すると発表しました。
これまで2011東日本大震災、2016熊本地震を支援してきた我々豊中南RCも今後何らかの形で能登半島地震を支援していく方針です。
ロータリー活動において親睦事業と奉仕事業が両輪と言えるでしょう。
2023-2024前期は記念式典や合同例会等、ロータリアン相互の親睦を深める事業に重点を置きました。後期は記念事業「豊中みんなの水族館・みんなで縁日」を皮切りに、奉仕事業を展開いたしましょう。
本年も何卒宜しくお願いいたします。
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会長の時間 水野会長
Merry Christmas&Happy New Year
会長に就任して6ヵ月の折り返し地点を迎えようとしています。
会員皆さま方のご協力をもちまして55周年記念式典も盛会裏に終わる事が出来ました。
新たな試みの変革例会も4回行いましたが、徐々に軌道に乗って来た気配を感じます。
初開催の豊中3RC合同例会では60名のご参加をいただき、久しぶりに賑やかな例会が堪能できたのではないかと思います。
豊中南RC会員数が全盛期と比較して1/3まで減少する中、奉仕のありかたも体力に見合った手法を選択していく必要があるのではないでしょうか。
欧州の多くの国ではサマーホリデーを連続3週間与える労基法のような法律があります。もちろんクリスマスホリデーも長く12月20日頃から年内は業務連絡がほとんど取れなくなります。
特に北欧諸国は日本と比較して人口が極端に少なく、休日も長いにも関わらず経済的に安定して幸福度も世界レベルで上位を占めています。
経済活動もロータリー活動も同じで、限られた人員がオーバーワークしてまで成果を上げる必要はありません。これからのロータリー活動は社会が本当に必要とする奉仕を考え抜いて実施していくべきではないでしょうか。
親睦活動においては日本経済の活性化も考慮して、正しく消費するのもロータリアンの務めと考えます。
奉仕活動と親睦活動は別のアカウントと整理して考えましょう。
メンバーの平均年齢が来年には63歳になろうとしています。実年に相応しいお金の使い方を実践しましょう。
今日が今年最後の集まり「年忘れ家族会」です。
ロータリアンらしくエンジョイしましょう。
以下12/14 変革例会のコメントです
12月14日、ホテルアイボリーで「歌おう!聞こう!音楽の力で心と体のリフレッシュ」変革例会が開催されました。
講師に歌手の山口ひとみさん、ピアノ村尾亜計実さんをお迎えして、ボイストレーニングレッスンを受ける参加型の試みでした。
成果発表の藤本訓子リサイタルや、山口さんのミニコンサート、村尾さんのピアノソロ演奏もあり、まるでクリスマスパーティーのような楽しく有意義な変革例会となりました。
応援に駆けつけていただきました武枝ガバナ補佐、豊中RC宮田会長、豊中千里RC谷幹事、大阪そねざきRC谷村SAA委員長には厚く御礼申し上げます。
掲載日:2023年12月24日 | 目次:会長の時間に戻る
会長の時間 水野会長
本日の変革例会は歌手の山口ひとみさんをお招きして「歌おう!聞こう!音楽の力で心と体のリフレッシュ」をテーマにボイストレーニングとコンサートでお楽しみいただきます。
12月3日に大阪城ホールで行われた1万人の第九に参加して参りました。
12回のレッスンと総監督佐渡裕氏の佐渡練を経て
1万人の合唱団が集まるスペクタクルです。
6歳から96歳までの幅広い年齢層で構成され、全国47全都道府県からの参加となりました。指揮者佐渡さんの言葉が印象的です。
「皆さんいろんな思いで集まっています。うまくいってる人、そうでない人、育児や介護で大変な人、病気をかかえている人、元気な人。立場は違っても一つになれるのが音楽の力です。
一緒に音楽をやれば紛争もなくなります。
上手な人もそうでない人も一緒に楽しみましょう!」
心に残りました。
私、コロナ前にはヨーロッパ出張が多くフィンランド、スエーデン、オーストリア、を訪問した際の地元の方々のお話しです。
朝は早めに仕事を初めて16時前には終える。1日の中でもONとOFFがあり、夕刻には仲間があつまってそれぞれの趣味を楽しむ。歌うのが1番かな。
仕事を終えてご飯たべて寝るだけの日々で幸福度は高まらないとの苦言です。
今日はレッスンを受けて飲んで食べて歌って幸福度を高めましょう。
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会長の時間 水野会長
11月28日に豊中市文化芸術センターにおいて11月度変革例会が開催されました。
職業奉仕委員会小滝委員長主導のもと、茶道変革例会を企画、運営いただきました。
当日は表千家流茶道教授、内藤宗香先生をお招きし、一流茶道家の御手前を拝見し、三百二十余年の伝統を受け継ぐ鶴屋八幡に特注いただいた茶菓子を味わいながら、文化的かつ有意義な時間を共にする事ができました。
多方面で経験豊富なメンバーにアンケートをしたところ、お茶会への参加が初の回答が半数を占め、平均年齢62歳のベテラン勢にとっても初体験となる素晴らしい変革例会でした。
本年度、豊中南RCでは子どもたちを文化的貧困から救済する事業を計画しています。
奉仕する側の文化意識を高める一助になったと確信しています。
本日は親睦例会委員会、西野委員長の計画でインドネシアの伝統芸能、ジャワ影絵芝居を体感いただけます。
9月の変革例会、世界の料理を食べる会でご縁をいただいた豊中で活動されているマギカマメジカさんの出演です。
100%未体験と思いますので、新たな海外の文化を吸収してください。
期首に計画していた10年ぶりの飛鳥Ⅱクリスマスクルーズは船の緊急ドックで中止になりました。
クルーズは来年に順延し、12月14日の緊急変革例会
では「歌おう!聞こう!音楽の力で心と体のリフレッシュ」と題してプロ歌手 山口ひとみさんをお迎えして、歌唱レッスンとコンサートをお楽しみいただきます。
公開変革例会ですのでご家族、友人もお誘いあわせのうえ参加してください。
ジャンルは問わずリクエストを受けていただけますので聞きたい曲があれば事前にご要望下さい。
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会長の時間 西野副会長
本日は 水野会長が所用の為、急遽欠席とのことで私が変わってこの時間を担当いたします。
水野会長からの、先日の創立55周年記念式典及び前夜祭へのコメントは、今週の週報に掲載されておりますので代読は割愛させていただきます。
水野会長から直接、例会欠席の為「会長の時間」担当の依頼連絡時に、実行委員会の皆様及び全ての会員の皆様に、重ねての感謝を伝えてほしいとのことでした。
副会長の私からも皆様のご協力に感謝申し上げます。当日までスムーズに運ばないケースも見られましたが、皆様のご尽力によりエンディングは最高のものになったと思っております。
これが、豊中南ロータリークラブの底力だと思いますので、60周年に向けて一致協力しロータリー活動を頑張っていきましょう。
当日ご出席頂いたご来賓の皆様から多くのニコニコを、韓国梁山RC,台北士林RCの両クラブから55周年記念事業への協賛金と多額のニコニコを頂いたことも併せてご報告をして会長の時間といたします。
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会長の時間 水野会長
11月7日に開催されました豊中南ロータリークラブ創立55周年記念式典及び前夜先は皆様のご協力により盛会裏に終了しました。
昨年の準備委員会で55周年をどのように迎えるか検討を行いました。
5年単位の周年なので10年単位と比較して控えめに行う方針とし、計画しながら考えるスタンスでの始まりでした。
実行委員会が立ち上がり、式典を行うか否かの議論では満場一致で実施が決定し、姉妹クラブを招聘するか否かの検討では、毎年お招きいただいている立場としてご招待しない理由が見当たらないと参加いただく事が決定し、前夜祭に関しても同判断で開催が決定しました。
計画にあたり、会場はビルボードライブ大阪での開催を式典部会に要望し、予算面で困難と却下された事以外は、会長のわがままは一切言わない方針でした。
姉妹クラブの送迎オペレーション、懇親会、昼食会の設営、来賓の招待とおもてなし、式典の計画とアトラクション手配等など、55周年実行委員長、部会長、事務局をはじめ会員の皆様の行動力ある活躍に感謝申し上げます。
長内市長、梁山RC宋(Song)会長、台北市林RC Michael会長をはじめ多くのお客様から感謝のお言葉をいただきました。
コロナで活動の自粛を余儀なくされた3年を経て、何かと行わない判断を下す風潮の中、豊中南ロータリークラブの行動力は他クラブに対しても良い刺激になったのではないかと考えます。
令和6年3月26日~29日はみんなの水族館、5月25日にはみんなで縁日の記念事業が予定されています。
地域の人を広く知り、小さな善を忘れずに、右手に友情左手に奉仕の精神を携えて、笑顔輝く子どもたちと記念事業を楽しみましょう。
追記 本日は職業奉仕で2代目経営者向けの講演を行います。例会欠席をお許しください。
掲載日:2023年11月24日 | 目次:会長の時間に戻る
会長の時間 水野会長
10月28日(土) 豊中3ロータリークラブ第一回合同例会がホテル阪急インターナショナルにて開催されました。
武枝ガバナー補佐の発案を受け、豊中RC 宮田会長、豊中千里RC宮前会長と計画を行い、全クラブメンバーの賛同とご協力を得て実現した例会です。
スポンサークラブである豊中RCとは合同例会やガバナー公式訪問例会などでご一緒させていただいた歴史があり、千里RCには昨年4月に淡路島プライミクス社職場見学とホテルニューアワジでの懇親会にお招きいただいた思い出がありますが、3クラブのメンバーが合同例会という形で集まったのはこの度が記念すべき第一回です。
アトラクションを各クラブが持ち時間の中で企画するスタイルで、豊中RCはピアニスト黒澤あみさんのクラシックピアノ演奏を、豊中千里RCはエレクトーン奏者伊藤加奈子さんのゲームを交えたエレクトーン演奏を、そして豊中南RCからは和太鼓松村組の和太鼓演奏をプロデュースし、文化的なアトラクションを堪能することが出来ました。
今回の動員は60名で会場月華の間が超満員の状況でしたが、豊中でのロータリー活動が盛んであった1980年代は1クラブで当日集まったメンバー同等数の例会を行っていた時期もありました。
劇的な会員増強が困難な昨今、まずは今回のような親睦例会から合同で開催し、将来的には地域社会にインパクトがある事業を合同で出来れば良いと考える次第です。
多数のご参加、ありがとうございました。
来週の55周年記念式典も力を合わせて頑張りましょう。
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会長の時間 水野会長
みなさんこんにちは
本日は秋晴れの中、国際ロータリー2660地区、ガバナー延原健二様、地区代表幹事 前田要之助様をお迎えし、我々豊中南ロータリークラブの親クラブである、宮田会長をはじめとする豊中ロータリークラブの皆さまとの合同例会として「ガバナー公式訪問例会」を開催いたします。
ガバナー公式訪問例会を2クラブ合同で行うのは昨年に続き2回目の開催となります。
先月、世界のロータリークラブは地域社会に長期的なインパクトをもたらすために地元のライオンズクラブ、キワニスクラブ、オプティミストクラブとの合同活動を推奨する週間がありましたが、豊中エリアでは実施されていません。
他団体との合同事業には抵抗を感じるメンバーさんも多いのではないかと想像します。
ただ近隣ロータリークラブが合同で何か社会活動を行うのはサステナブルなインパクトをもたらす上で有意義な事ではないかと考えます。
豊中南RCの会員平均年齢は62歳で、延原ガバナーと私の年齢になります。
今日のガバナー公式訪問合同例会と10月28日に開催される豊中3RC合同例会を皮切りに、それぞれのクラブの特色ある活動はこれまで通り行いつつ、地域社会にサステナブルなインパクトを与える活動は、近隣ロータリーが協力していく必要があるのかも知れません。
豊中両クラブのベテラン会員から新会員まで親子以上の年齢差はありますが、和気あいあいとした雰囲気をガバナーに見ていただく絶好のチャンスだと思っております。
この後、ガバナーより卓話をいただきますので、これからのロータリーの活動の参考とさせていただき、有意義な時間を共に過ごしましょう。
本日は多数の会員の皆さまにご出席、誠にありがとうございます。
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